ストライクゾーン

こんにちは。焙煎士兼バリスタのWATARUです。

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・・・。

 

 

 

 

 

 

 

・・・。

 

 

 

 

 

 

・・・笑。

 

名前表記をアルファベットにしてみました。

アーティスト感出るかなと思ったので。

カタカナで「ワタル」でもいいですよね。

イチロー的なね。

あ、でも、

ポケモン赤・緑・青のラスボスと同じ名前だからやーめた!

躍起に

アイテムの16番目に不思議なアメを置いておいて、セレクト+B、セレクト+Bで不思議のアメを・・・

・・・はっ!

ポケモンの話をするところでした。

仕切り直してコーヒーの話をしましょう!

 

以前からブログにも書いている通り、私が焼きたい豆は産地特性がしっかりと感じられるコーヒー豆です。

現在はイベントなどで積極的に提供しているのですが、

「美味しい!こんなの初めて!」

と言ってくれるのは10人に1人です。

残りの9人は「酸っぱい」「おいしくない」「薄い」と言われます。

 

 

悲し・・・

 

くは無いんです!👍

なぜか?

「美味しいから飲んでください!」って気持ちで出してないからです。笑

そりゃもちろん最初は美味しいから飲んでください!という気持ちで浅煎りの豆を出していました。

でも、提供すればするほど

強く勧めれば勧めるほど

お客様に嫌な顔をされ、伝わらずにイライラが募るばかり。

躍起になってましたね。

「美味しい」と言わせることに。

伝え方

でもそれは間違いでした。

そんな怖い顔してコーヒー出したって美味しいなんて言ってもらえません。

当時の僕は躍起になりすぎて、コーヒーの根底概念を忘れていました。

それは「嗜好品」ということ。

コーヒーは嗜好品なんです。

自分がどんなに美味しいと思っていても、受け取る側の人が好きじゃない味だったら、

それは好きじゃない味なんです。

それをどうこう言ったてすぐに変えることなんてできません。

じゃあ、諦めるしかないのか。

僕がやりたいコーヒーはずーっと10人中9人に「こんなのはコーヒーじゃない」と言われ続けないといけないのか?

いえ、そんなことはないです。

必ず受け入れられると感じています。

今までの私のやり方は野球のピッチャーに例えるなら

直球ど真ん中ストレートしか狙っていなかったんです。

ストライクゾーンがめちゃくちゃ狭い。

パワプロの強振です。

これじゃあ、伝わる人なんて極わずかです。

こんなやり方をしてるから疲れてイライラしちゃってたんです。

だから考え方を改めました。

「ストライクゾーンを広げてあげる」という気持ちでコーヒーを提供するようにしました。

すると自分の気持ちも楽になり、美味しいと言ってくれる人も増えました。

固定概念

左手を前に出してみてください。

「苦いコーヒーしか美味くない!酸味系なんてまずい!」

と言っている人のコーヒーのストライクゾーンがこの左手の点だとします。

右手も前に出してみてください。

そんな苦いコーヒ好きの人に私が浅煎りのコーヒーを提供したとする。

それが右手の点です。

その時はこのお客さんは「酸っぱい」「まずい」と言うでしょう。

でも見てください。

左手と右手の間に幅ができましたよね?

私はこれを「コーヒーのストライクゾーン」と呼んでいます。

今まで苦いコーヒーが一番と思っていた人に強烈に浅煎りを飲んでもらうことで、コーヒーに対する味覚の幅が広がり、この人は中煎りの豆も飲めるようになります。

私の仕事はこのストライクゾーンを広げることだと自負しております。

本当にそう?

「私酸っぱいコーヒーダメなの」と言う人がいます。

本当にそうですか?

僕意地悪なんで、そう言った人にはあえて浅煎りのコーヒーを出してみます。笑

私「普段はどんなコーヒーを飲んでいるんですか?」

客「酸っぱいのが苦手なんで、苦いのを飲みます」

私「なるほど。これなんてどうですか?(実は浅煎り)」

客「あー、香りが良くて美味しいですね!」

私「ですよねー。美味しいですよね!でもこれ実は浅煎りなんですよ。結構酸味ある方なんですよ」

というようなご案内をします。

性根が悪いですねー。笑

「酸味が嫌い」という人の大半は過去に「酸化したコーヒー」を飲んだことがある人です。

その過去の経験をもとに酸味が嫌いという人が非常に多い。

飲まず嫌いですね。

でも、こうやって出すと美味しいって言ってくれる人が非常に多い。

要は意識です。

多くの人は「酸味は美味しくない」っていうのボーダーラインを無意識のうちに自分で引いちゃってコーヒーのストライクゾーンを狭めちゃっている。

非常にもったいない。

だから、私はあえてインパクトのある浅煎りのコーヒーをぶつけてストライクゾーンを広げてあげます。

そういう意識でやってるからこそ「酸っぱい」「美味しくない」「コーヒーじゃない」と言われたら逆に嬉しく思います。

「しめた!この人のストライクゾーンを広げたぞ!」ってね。笑

嗜好品の枠は超えない

コーヒーは嗜好品の枠を超えません。

無くても生きていけます。

でもコーヒーがあったらもしかすると人生が豊かになるかもしれません。

さらにいろんなコーヒーを知っていればさらに人生が豊かになるかもしれません。

「お客様のコーヒーの価値の可能性を広げること」

これが私の使命です。

大きなお世話と言われるかもしれません。

大いに結構!

無理やりこじ開けます!笑

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